最近フィギュアレビューをあまりしなくなったので撮影時のライティングメモと過去の撮影例を残していきます。気が向いたときに更新するかもしれませんし更新しないかもしれません。フィギュアレビューを初めて 2 年とか、こういうのを書き始めたレビューブログはそのうち更新しなくなるらしいぞ。
(撮影の依頼があったときに作例があった方が説明が楽なので用意した説もある)
撮影メモの写真は露出とホワイトバランスの調整のみ行っています。フラッシュの光量についてはディフューザーの有無や被写体との距離によって変わりますので適宜調整してください。同じ機材やセッティングでなければ再現できないというわけではありません(あとこれを書いている人は気分や部屋の片付き具合で使う機材を変えたりする人です)。まずは手持ちの機材でやってみて、より突き詰めたければ機材の購入を検討するのが良いかと思います。
これを書いているのは素人なので真似すると下手になる可能性もあるから気をつけてね(・∀・)
過去の Tips 的なもの。
撮影メモ 1
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 90cm |
絞り | F8.0(フルサイズ換算 F16) |
ISO | 100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 トップライト | Godox TT600 光量:1/4 + ユポ Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85W |
照明2 サイドライト | Godox TT600 光量:1/8 + ユポ NEEWER 60cm オクタゴンソフトボックス(ディフューザー 2 枚、ディッシュ無し) |
背景紙 | ケント紙(ホワイト) リメイクシート(コンクリート調) |
フィギュア | 【あみあみ限定特典】ドジっ娘メイド『リリー』 illustration by 湯気 1/6 完成品フィギュア[Vibrastar]【送料無料】《発売済・在庫品》 |
照明1 トップライト
Godox のアンブレラ UB-85W をトップライトとして使用しています。TT600 にはユポを貼り付け、Godox S2 ブラケットに Godox のリフレクター AD-R6 を装着しています(余談ですが AD-R6 でなければ穴の位置が合わないため S2 ブラケットにアンブレラが装着できません)。アンブレラは 15〜30 度程度背景紙側に傾けてやや逆光気味にしています。なお、0.11mm 厚のユポを装着した場合は光量が 2〜3 段分ほど下がり色温度も下がります。
照明2 サイドライト
同じく TT600 にユポを貼り、Godox S2 ブラケットで NEEWER の 60cm オクタゴンソフトボックスをディフューザー 2 枚で使用しています。この製品は内部にディッシュを装着することが出来ますがディッシュは未使用です。スクウェア型でも問題ないと思います。被写体の真横かやや手前に配置しています。
背景紙
コンクリート調の部分はステッカーになっていて剥離紙についた状態では歪みが出るためケント紙に貼っています。試作のためホワイトのケント紙に貼り付けましたが照り返しが出るためブラックのケント紙の方がいいかもしれません。ケント紙はサンテックのケント紙がコスパが良いです。
撮影用のケント紙は Amazon で取り扱いが無いようです。ヨドバシで購入ができます。
https://www.yodobashi.com/product/100000001002366773/
なお、リメイクシートに関しては Amazon よりも AliExpress の方が種類やサイズの取り扱いが豊富です。
配置
アンブレラの露先は被写体のやや後ろくらいです。アンブレラの高さと前後の位置で印象が変わる(顔に影が落ちたりする)ので様子を見ながら調整します。
アンブレラの軸が水平になればなるほど手前側からの照り返しがなくなります。
撮影メモ 2
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | 100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 トップライト | Godox TT600 光量:1/4 + ユポ NEEWER 60cm オクタゴンソフトボックス(ディフューザー 2 枚、ディッシュ無し) |
照明2 サイドライト | Godox TT600 光量:1/16 Godox リフレクター AD-R6 + ユポ |
照明3 サイドライト | Godox TT600 光量:1/16 Godox リフレクター AD-R6 + ユポ |
背景紙 | サンテック ケント紙(ホワイト) リメイクシート(大理石調) |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
照明1 トップライト
TT600 にユポを貼り付け NEEWER の 60cm オクタゴンソフトボックスを使用しています。水平状態から 45 度程度フロントを持ち上げ、手前側に白画用紙をぶら下げてレフにしています(光沢背景の場合はこの白画用紙が写り込む可能性があります)。この状態でソフトボックスを保持するにはある程度しっかりとしたスタンドが必要になります。被写体の手前下には白レフを配置しています。
トップライトはスクウェア型でもかまいません。
照明2 サイドライト
Godox TT600 に S2 ブラケットでユポを貼り付けたリフレクターを装着しています。キーライトとして被写体の左斜め上 45 度の位置に配置しています。ソフトボックスでもかまいませんが今回は少し陰影を強めに付けたかったため径の小さいものを使用します。
照明3 サイドライト
照明2 と同じものを被写体の右側に配置しています。こちらは斜め上ではなく横です。
背景紙
撮影メモ1 で使用したものの柄違いです。
配置
照明2 と 照明3 の位置、角度は被写体の向きなどによって適切な配置が変わる可能性があります。
反射素材を背景に使用する場合、背景紙のエリアに照明を入れると光源の写り込みが起きる可能性があります。白飛ばしの場合は無視できますが、模様が入った背景紙を使用する場合は背景紙の範囲に照明を配置しないようにしたり、背景紙のアール(垂らし具合)を調整することで写り込みを回避できます。
撮影メモ 3
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | 100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 サイドライト | Godox TT600 + ユポ 光量:1/2+0.7 Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85W |
照明2 サイドライト | Godox TT600 + ユポ 光量:1/2 汎用トランスルーセントアンブレラ |
照明3 リムライト | Godox TT600 光量:1/32 Godox リフレクター AD-R6 + ユポ |
背景紙 | サンテック ケント紙(ホワイト) リメイクシート(大理石調) |
被写体 | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
照明1 サイドライト
撮影メモ1 と同じもので被写体の左に配置しています。アンブレラの軸は水平です。
照明2 サイドライト
照明1 のアンブレラの種類違いです。反射型のホワイトアンブレラよりも柔らかい光になります。リフレクター AD-R6 が手元になかったので TT600 にユポを貼ってブラケットに装着しただけの状態です。こちらもアンブレラの軸は水平です。
現在安物の無名アンブレラを使用しているので Godox の UB-85D を注文しているところです。
照明3 リムライト
撮影メモ2 で使用したリフレクターにユポを貼り付けたものを被写体の右後ろ斜め上に配置しています。背景の種類によっては写り込み等を抑えるためグリッドを使用しますが今回は明るい背景のため使用していません。
背景紙
撮影メモ2 で使用したものと同じです。
配置
アンブレラの種類が違うので色温度が若干変わってしまっていますがご了承ください。
フィギュアの向きの都合でキーライトになる左の反射型のアンブレラは少し手前、透過型アンブレラの方は少し奥に置いています。
アンブレラの高さは下の露先が台座と同じくらいで光の芯になる部分がフィギュアの斜め上になるようにしています。
反射型の方が若干陰影が硬く、透過型の方が柔らかいです。
リムライトは被写体や出したい雰囲気によっては使用しなくてもいいと思います。
Godox UB-85W にはディフューザーが付いています。今回は劇的な変化は見られませんが一応比較画像を載せておきます。ディフューザーを使用した場合は若干光量が落ちるため露出補正をかけています。
撮影メモ 4
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 KIPON シフトマウントアダプター OM-m4/3(フォール:3mm) |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | 100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 | Godox TT600 光量:1/2+0.3 ユポ Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85W |
照明2 | Godox TT600 光量:1/32 NEEWER 60cm オクタゴンソフトボックス(ディフューザー 2 枚、ディッシュ無し) |
照明3 | Godox TT600 光量:1/32+0.7 Godox リフレクター AD-R6 + ユポ |
背景紙 | サンテック ケント紙(ブラック) リメイクシート(大理石調) |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
照明1
Godox TT600 とユポ、Godox AD-R6、Godox UB-85W を組み合わせたもので被写体の左側に配置しています。軸の角度は水平から 30 度程度起こしています。できるだけ光沢の背景紙に写り込まないよう反射面を少し手前に向けています。
照明2
Godox TT600 とユポ、NEEWER 60cm ソフトボックスを組み合わせたもので被写体の右側に配置しています。こちらも光沢の背景紙に写り込まないようにやや遠目に配置しています。フィギュアの背中側はリムライトで対応するのでカメラ側に寄せてします。
照明3
Godox TT600 と Godox AD-R6、ユポを組み合わせたものです。被写体の右奥斜め上に配置しています。
背景紙
撮影メモ2 で使用したものの柄違いです。
配置
撮影メモ3 同様に照明の写り込みを防ぐため画角の延長上には照明を置かないようにすると良いでしょう。今回はアンブレラの照射範囲が広くてわずかに天井が背景紙に写り込んでしまうということが起きため反射面を手前に向けていますがソフトボックスであれば影響は無いかもしれません。
黒背景になるためレフ板で下から少し持ち上げています。
右側の照明は今回キーライト単体では少し暗かったので追加していますが被写体の形状や向きによっては必要ないかもしれません。
今回はアンブレラを使用したため光が広がりすぎたというのもあると思いますが、黒い光沢背景紙の場合は図の角度で天井が写り込んでくる可能性があります。これは撮影台に蓋をするような感じで何か遮蔽物を用意したり天井に黒い布を貼るなりして対策はできます。
余談
サンテックの黒ケント紙を新たに買ってみたのですがなぜか去年買ったホワイトより紙厚が薄い…。黒ケント自体の厚みが違うのか仕様変更で今年になって薄くなったのかはわかりませんがちょっと歪みが出やすい感じがします。
黒ケント紙単体で撮ると案の定波打っていてあまり見栄えはよくありません。あと取り扱いに注意しないとこすれてすぐ白くなったりします。ただ、完全な黒ではない色が出せるのでこれはこれで良いです(ライティング次第で CG っぽい印象を出せるかも)。
ケント紙にわざと光を当ててみました。思った以上に反射して用紙の繊維がカメラのノイズのように見えるのでやはり黒ケント紙を背景紙に使うのは微妙そうです。
撮影メモ 5
普通オブ普通のライティングです。無印良品のような写真をイメージしました。
カメラ | Nikon D800E フルサイズ |
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レンズ | TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD F004N |
焦点距離 | 90mm |
撮影距離 | 約 90cm |
絞り | F11 |
ISO | 100 |
シャッタースピード | 1/200 秒 |
照明1 | Godox MS300 光量:1/4+0.3 Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85W 堀内カラー トレペS |
背景紙 | サンテック ケント紙(ホワイト) |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
照明1
Godox のモノブロックストロボ MS300 にリフレクターとアンブレラを装着して傾斜は 45 度、被写体の手前にはロールのトレーシングペーパーを垂らしています。堀内カラーのトレーシングペーパーは SmallRig のブームアーム付きのライトスタンドに装着しています。
私が Godox MS300 を購入したときは無かったのですが現在はモデリングランプが電球から LED に変更された MS300V が発売されています。値段は少し上がりますが発熱などの問題を考えると LED モデルの MS300V の方が良いと思います。
堀内カラーのトレーシングペーパーは Amazon で現在在庫が無いようですがヨドバシで購入出来ます。ロールで買うと大量に余るのですが工作したりするときにも使えるので 1 ロール持っておいてもいいと思います。
配置
フィギュアの手前下と照明の反対側にレフ板を置いています。右側のレフ板は近すぎると雰囲気が軽くなりすぎてしまうので 40cm くらい離しています。垂直には立てずに下から少し煽る感じで設置しています。
天井がそれほど高くは無いのでもしかしたらアンブレラとトレーシングペーパーで反射した光が天井バウンスのように少し入ってきているかもしれません。
レフ板の置き方がテスト時のものなので実際の撮影で使用した時とは異なりますが撮影台全体の雰囲気はこんな感じです。
なんとなくアンブレラを使ってみたのですが直トレのリフレクターだけでもそんなに変わらなかったかもしれません。設置するスタンドの数が増えてしまいますがソフトボックスとは異なりディフューザーと照明の距離を変えることで変化を出すことが出来ます。
今回は普通オブ普通をイメージしましたが、上からの光があった方がもう少し華やかになるかもしれません。
撮影メモ 6
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 KIPON シフトマウントアダプター OM-m4/3(フォール:3mm) |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100 cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | ISO100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 | Godox TT600 光量:1/4 ユポ NEEWER 60cm オクタゴンソフトボックス(ディフューザー 2 枚、ディッシュ有り) |
照明2 | Godox MS300 光量:1/32 Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85W |
背景紙 | マーメイド 153kg 黒 |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
配置
トップライトはフロントを 30 度ほど上げています。露先がフィギュアの後頭部斜め上くらいの位置に配置しています。トップライトのみだと陰影が濃くなるためサイドからアンブレラを使用して全体的な明るさを増しています。アンブレラの高さは下の露先が撮影台と同じくらいです。手前とアンブレラの反対側にはレフ板を置いています。
撮影メモ 7
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 KIPON シフトマウントアダプター OM-m4/3(フォール:3mm) |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100 cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | ISO100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 | Godox TT600 光量:1/4 ユポ Godox リフレクター AD-R6 Godox アンブレラ UB-85S |
照明2 | Godox TT600 光量:1/64 ユポ NEEWER 標準リフレクター + 40 度グリッド |
背景紙 | マーメイド 153kg 黒 |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
照明1
配置
メインのライトには Godox のシルバーアンブレラ UB-85S を使っています。シルバーアンブレラはホワイトアンブレラよりも光の広がりが少なくくっきりとした陰影を出すことが出来ます。
反対側にはリフレクターに 40 度グリッドを装着したものを配置しています。私が使用しているのは NEEWER 製のリフレクターと 20/40/60 度のグリッドがセットになっているものです。
リフレクターはメーカーによって微妙に径が異なるため注意が必要です(内側にハマらなくてもシュアーテープ等で固定は出来ます)。Godox ではグリッドに加えてバーンドア付きのものもあります(MS300 とかを買うと一緒に付いてきたりするものもあります)。
グリッドがなくてもリフレクターに黒画用紙を巻いたりして同様の効果を得ることも出来ます。
撮影メモ 8
カメラ | Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) マイクロフォーサーズ |
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レンズ | OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 KIPON シフトマウントアダプター OM-m4/3(フォール:3mm) |
焦点距離 | 50mm(フルサイズ換算 100mm) |
撮影距離 | 約 100 cm |
絞り | F5.6(フルサイズ換算 F11) |
ISO | ISO100 |
シャッタースピード | 1/250 秒 |
照明1 | Godox TT600 光量:1/8 ユポ NEEWER 60cm オクタゴンソフトボックス(ディフューザー 2 枚、ディッシュ無し) |
照明2 | Godox TT600 光量:1/64 Godox リフレクター AD-R6 + ユポ |
背景紙 | マーメイド 153kg 黒 |
フィギュア | しゅがお氏イラスト おおかみずきんちゃん 1/7 完成品フィギュア |
配置
撮影メモ 4 の余談で話したときのライティングです。以前は黒ケント紙を使用しましたがマーメイド 153kg 黒を購入したので改めて試してみました。背景紙がわずかに照らされる程度に光量と位置を調節しています。配置図ではソフトボックスが横向きになっていますが、実際には 45 度くらいの傾きで配置しています。調整が難しいのでバラしてもう一度やってみろと言われてもうまく出来る気がしません。1/7 スケールの場合は 60cm サイズのソフトボックスがちょうどいいサイズのようです。
その他の撮影道具
コマンダー
オフカメラライティング(遠隔でフラッシュを発光させる)用に使用します。メーカーごとに対応機種が異なりますのでご自身で対応機種を探してください。参考としてニコン用を掲載しておきます。実店舗だとヨドバシカメラで取り扱っています。
Godox のコマンダーの場合、パナソニックのマイクロフォーサーズはオリンパス用が使用できます。
Godox のストロボのいくかはスレーブに対応しているのでコマンダーがなくても遠隔で発光させることはできますが光量調整が面倒なのでコマンダーの使用をおすすめします。
ライトスタンド
スペースに余裕があるのであれば安定性の高いセンチュリースタンド(C スタンド)がおすすめです。
センチュリースタンドを置くほどのスペースが無い場合は SmallRig のブームアーム付きスタンドがおすすめです。しっかりした作りで安定しています。何度も首振りをいじっていると少し緩んでくる傾向があるので工具も持っておくと良いでしょう。
S2 ブラケットを使用する場合は一応首を傾けることができるので標準的なライトスタンドでも対応はできます。ただし、ソフトボックスを使用する場合は下に傾けられない可能性もあります。予算に余裕があるのであればライティングの幅が広がるブームアーム付きをおすすめします。
「Hemmotop」というメーカーのライトスタンドはおすすめしません。使っているうちにネジ山が潰れて使い物にならなくなります。
絞り量の決め方
絞りの量については使用するレンズや撮影距離、ボケ量の好みで変わってきますが 1/7 スケールくらいのフィギュアを全身で手前から奥まできっちり写したい場合は F11〜F16 くらいになると思います。被写界深度のシミュレーションをしてくれるサイトがあるので自分の環境に合わせて一度見てみると良いと思います。
過去撮影例
AI 生成画像で合成しているものは除いています。Photoshop で多少加工しているものもありますが基本的には照明と背景紙・背景布で撮影しています。一部、自作のソフトボックスを使用しているものがあります。