以前こんな計画を立てていたのですが、緊急事態宣言解除でようやく工房が再開したので作ってきました。ご覧の通り『プリンセスコネクト!Re:Dive』のコッコロちゃんです。
正確にはキーボードブリッジというようです。今回はこのキーボードブリッジを自作してみました。
レーザー加工機が置いてある工房に行き、レンタル料を払って自分で製作します(今回は版権絵のため著作権の都合上自分で作らなくてはなりません)。工房によりけりだと思いますが、Adobe Illustrator からレーザー加工機のソフトウェアに印刷データを送り、レーザー加工機がプリンターのように処理してくれます。
今回はベクターデータを Inkscape で作成して SVG データとして持ち込みました。工房の PC に入っていたのが Adobe Illustrator CS6 だったのですが特に問題なく開くことが出来ました(AI で直接作るよりも余計なレイヤーが増えてしまいますが)。
使用した材料は 2.5 mm 厚の MDF 合板です。他のユーザさんが使用した端材を使ったので材料コストはゼロ。彫刻部分に時間がかかったのでカットも含めてレーザー使用時間は 13 分 02 秒でレーザー加工機使用料が 1,500 円くらいでした。
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こんな感じで彫刻は無事完成したわけですがなぜかカットラインが認識されておらず焦りました。Trotec のソフトウェアで座標を控えておいたのでもう一度データを加工機に送って無事に切断することが出来ました。
スタンプ部分のデータは Krita のベクターで作っていたんですが、Inkscape にインポートするときにベクターでインポート出来ず…。解像度上げてラスタで埋め込みました。レーザーの解像度は 333 dpi ですがとても綺麗に仕上がりました。本当はマスキングテープを使うとヤニが付かず彫刻がもっと綺麗になるのですが今回は試作品ということで手を抜きました。
実際に使用するとこんな感じになります。キーボードは 60 % の Obins Anne Pro 2 です。
プレートの端にゴム脚を付けているのですが 2.5 mm 厚の MDF 合板だとちょっと強度が足りないので中央部分がたわみます。
使用しないときは簡易キーボードカバーにもなるので埃などからキーボードを守ることが出来ます。(こじつけ)
次回は 4 mm 厚で作ろうと思っているのですが同じデータを使っても面白くないのでキャルちゃんにしようと思っています。あとコースターも作ろうかなとか。
本製品は私的使用のための複製で製作しておりますので製品やデータの販売・配布は行っておりませんのであしからず。