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どこかのエンジニアモドキの備忘録

水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる

水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる

偏光塗料とは見る角度によって色が変わる塗料です。ラッカー塗料では充実しているのに水性塗料はあまり見かけないんですよね。ファレホには一応ラインナップはあるのですがセットでしか販売していないと思います。

最近はターナーアクリルガッシュで色々試しているのですがラインナップをジャパネスクカラーに玉虫色というのがあるのを発見。調べてみるとどうも偏光塗料っぽいです。

k-garden.art

早速試してみようということでヨドバシで注文しようと思ったのですが取り扱いが終了していました。店頭にはあるかと思ったのですが秋葉原店では枠はあるものの在庫はありませんでした。

Amazon にはすべてあるようだったので Amazon で全色注文しました。色ごとに商品は分かれておらず、玉虫色の中から色を選択するようになっているようです。出品者を「Amazon.co.jp」といいと思います。

テストピースに塗ってみました。希釈はファレホシンナーで 1:1 です。

水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる
水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる

上から見ると本体のチューブに記載の色と同じですが横から見ると色が変わります。写真だとなかなか伝えづらいので動画で撮ってみました。

記載の色通りに変化しているかと言われると微妙ではあるのですが色の変化ははっきりわかります。平面なのでパット見メタリックで塗っているだけにしか見えないのですが曲面に塗装してみるともっとわかりやすくなるかもしれません。

こちらは白いプラバンに塗装してみたものです。先程のテストピースを見てもらえばわかりますが、この塗料自体はパール塗料のように白いので明るい下地に塗装すると偏光具合はわかりづらいようです。

水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる
水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる

塗膜に関しては乾燥 30 分後で他のアクリルガッシュのサラサラ感とは異なりちょっとベタつく感じ。爪で軽くなぞっても剥がれることはありませんでした。なんとなくですがメディウムが入っているように思えます。エアブラシ塗装の場合は白いドロっとした膜のようなものが詰まる可能性があります。

近々この塗料を使ってポケプラでも作ってみようと思います。


追記

玉虫色でポケプラニャオハを作ってみました。下地はクレオスの水性ブラックサーフェイサー 1000 です。ニャオハは少々目の塗り分けが面倒なのですが目のパーツ無しにしてみたところこれはこれでニャオハの抜け殻っぽくて面白いなと思ったので目のパーツは使わないことにしました。

水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる
水性塗料でも偏光カラーが使いたい!ターナーアクリルガッシュの玉虫色を試してみる

体は青/青緑、顔面は赤/紫、耳は緑/深緑、首は青/青緑です。

緑/青緑は赤になることがないのでわかりやすいですが、青/青緑と赤/紫は角度によって似たような色になるので色分けには使いづらそうです。

乾燥は結構早く、塗膜もある程度の強度があるので雑に扱わないのであればトップコートも必要ないくらいです。塗膜はあまり厚くならず、ツヤありなのでパーツの組立もスムーズでした。その際も特に削れることはありませんでした。結構使える塗料だと思います。