Linux 向けコミックビューア『Comix』を OS X に導入してみました。
OS X で有名なコミックビューアと言えば『cooViewer』かと思いますが、最近、ファイルの切替時にクラッシュしてしまうことが増えたので Linux で使用している『Comix』を導入してみました。
聖☆おにいさん 第1話「ブッダの休日」 by 中村光 is licensed under a Creative Commons 表示 - 改変禁止 2.1 日本 License.
Comix の特徴
などなど。日本語にも対応しています。
Comix のインストール
MacPorts
MacPorts ユーザの場合は comix が登録されているので簡単にインストールができます。GTK+ を使っているので Quartz バックエンドで使用したい場合は事前に GTK+ を +quartz
バリアントでインストールしておく必要があります。
sudo port -v install comix
Homebrew
Homebrew には Comix の登録がなかったので Formula を書いてみました。
GitHub に上げてあるので Tap してインストールできます。
brew tap mattintosh4/homebrew-comix brew install comix
~/.gtkrc
がない場合はデフォルトのテーマが使われると思うので以下のようにすると Clearlooks になります。詳しくは GTK+ のマニュアルを参照してください。
(フォント周りが MacPorts と比べるとなんかおかしい気がする…)
GTK2_RC_FILES=/usr/local/share/themes/Clearlooks/gtk-2.0/gtkrc comix
セルフビルド
Homebrew で pygtk、homebrew/python/pillow、unrar をインストール済み、Homebrew のインストールディレクトリが /usr/local
、Comix のインストール先が /tmp/local
の場合の例です。ソースが2009年のものなので Python モジュールの場所が変わっているようです。
PATH=/usr/local/bin:/usr/local/sbin:`getconf PATH` tar xf comix-4.0.4.tar.gz cd comix-4.0.4 sed -i "" "s|import Image|from PIL import Image|" `grep -lr "import Image" .` mkdir -p /tmp/local PYTHONPATH=$GTK_PREFIX/lib/python2.7 python --dir /tmp/local --no-mime install
Automator によるサービスの登録例
MacPorts で Comix をインストールした場合の例です。GTK+ が X11 バックエンドの場合は DISPLAY
環境変数の設定が必要です。
# Template: Services # Selection: File or Directory # Target: Finder # Shell: /bin/sh # Input: Argument set -a PATH=/opt/local/bin:$PATH LANG=ja_JP.UTF-8 DISPLAY=:0 set +a comix "$@"