mattintosh note

どこかのエンジニアモドキの備忘録

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コマンドラインでオーディオ CD から音楽をインポートする

とらのあなで東京アクティブNEETs(交響アクティブNEETs?)さんの『第二次艦隊フィルハーモニー交響楽団』を買ってきた。あきばおーこくの方が安かったかも…。

CD なんて買うの何年ぶりだろう。というわけで早速取り込み。

CD のリッピング

Linux 環境でコマンドラインからオーデイオ CD を取り込む場合は cdparanoiacdrdao を使うのが定番のよう。

デバイスが1つで確定の場合は以下のコマンドだけで WAV で取り込むことができる。この場合、ファイル名は track01.cdda.wav のようになる。

cdparanoia -B

-f オプションを追加することで AIFF で取り込むことができる。この場合、ファイル名は track01.cdda.aiff のようになる。

cdparanoia -f -B

トラックや時間を指定をすることで指定した範囲だけを取り込んだり、すべてのトラックをまとめて取り込むことができる。「指定したトラックまでを取り込む」指定の場合、-5 のように記述することになるが、オプションとして扱われないように -- でオプションを終了させておく。

cdparanoia -f -B -- 1-

また、ffmpegavconv)でも取り込むことができる。すべてのトラックをまとめて取り込む場合は以下のように指定する。(デバイスが `/dev/sr0 の場合)

ffmpeg -f libcdio -i /dev/sr0 KNCD-0003.aiff

Apple Lossless Audio Codec で取り込む場合は以下のどちらかのように指定する。(トラックごとに出力したい場合は cdparanoia で出力したものを変換するしか無いんだろうか?)

ffmpeg -f libcdio -i /dev/sr0 -acodec alac KNCD-0003.m4a
ffmpeg -f libcdio -i /dev/sr0 -c:a alac KNCD-0003.m4a

ディスクイメージを取得する場合は cdrdao を使用する。TOC ファイルの指定が必須。

cdrdao read-cd --device /dev/sr0 --read-raw --datafile KNCD-0003.bin KNCD-0003.toc

CUE ファイルを作成する場合は toc2cue を使う。

toc2cue KNCD-0003.toc KNCD-0003.cue

また、cdrdao で作成したイメージファイルはそのままでは雑音になるため、dd conv=swab で変換する必要がある。TOC ファイルと CUE ファイルが参照するファイル名が元のファイル名なので上書きするなりリネームしておく。(取り込むときに swap 出来そうな気もする)

dd conv=swab if=KNCD-0003.bin of=KNCD-0003.bin.new
mv KNCD-0003.bin.new KNCD-0003.bin

ID3 タグの編集

とりあえず自分の環境では kid3 だけで十分かな。(この記事を最初に書いた次の日くらいに C-CLAYS さんの CD も買ってきた)

f:id:mattintosh4:20150531152609p:plain

Mac 版もあるみたいだから Mac にもインストールしておこうかな。


Linux なら K3b などを使えば GUIリッピングが出来る。

cdrdao や他の GUI アプリケーションでも CDDB の結果で日本語が文字化けするんだけど、何故か K3b だけ正常に拾ってくる。謎。