仕事の検証で CentOS 8 を使ってみようと思ったが DVD ISO が 6.6 GB もあるのでダウンロードが面倒。CentOS 7 のように minimal ISO くらいあるだろうと思っていたらまだ公式ページには掲載されていない様子。
国内ミラーサーバのどっかにあるかなと適当に http://ftp.riken.jp/Linux/centos/8/isos/x86_64/ を覗いてみると CentOS-8-x86_64-1905-boot.iso
というものがある。多分これがネットワークインストール用だろう。
VM に ISO をセットして起動するとネットワークインストール用で間違いなかった。ただ、minimal ではなく完全なネットワークインストールなのでリポジトリの URL を登録する必要がある。(最寄りのミラーを選択しているのに検出してくれない)
CentOS 8 のインストール
CentOS 7 のインストールと同じなので特に困ることは無い。
グラフィックスコントローラーが VBoxVGA の場合は下記のように画面が見切れるので注意。(設定出来なくはない)
ネットワークインターフェイスの有効化
ネットワークインストールなのでまずはネットワークインターフェイスを有効にする。
自動起動にチェックを入れておけばインストール時点でもネットワークインターフェイスが有効になる。
インストールソースの設定
CentOS 7 では RPM の GPG キーが置いてあるディレクトリを指定していたのだが、CentOS 8 のディレクトリを見てもそれらしきディレクトリが見当たらない。この辺りはメジャーバージョンアップで仕組みが変わったと考えるべきだろうか。
ディレクトリを探索しているとそれっぽいディレクトリを発見した。どうも下記のように変わったようだ。
# CentOS 7 http://ftp.riken.jp/Linux/centos/7/os/x86_64/ # CentOS 8 http://ftp.riken.jp/Linux/centos/8/BaseOS/x86_64/os/
CentOS 7 の頃には RPM-GPG-KEY-CentOS-7
などがあった。
CentOS 8 ではそれらは見当たらない。
インストールソースを設定する。
URL には ftp.riken.jp/Linux/centos/8/BaseOS/x86_64/os/
などのミラーを設定する。ftp.jaist.jp
とかお好みで。
あとはソフトウェアの選択で好みのものを選択すれば良い。