自分でガレージキットを作るようになってショップで展示してもらったり、展示会でご挨拶に行ったりという機会がちらほら出てきたのでプライベート用の名刺を作ることにしました。(前から印刷所さんに依頼してみたかったんだよね)
同人誌だと栄光さんの紙が好きだったので栄光さんのウェブサイトを調べてみたんだけど名刺は取り扱ってないみたい?なので他をあたることに。
どうせなら同人誌印刷を取り扱っているところにお願いしたいな〜と思って「同人 名刺」で軽く調べてみると『株式会社グラフィック(コミグラ)』さんがヒット。グラフィックさんも同人誌の奥付でよく名前を見たことがある気がする。
サンプルの名刺がすごく綺麗でかわいい(きちんとカメラマンに撮ってもらっていると感じるこういう写真を掲載しているのは信頼できる)。とりあえずグラフィックさんで検討してみることに。
ちなみにイラストは碧茶さんが描かれたものだそうです。
コミグラさん(@comic_graphic)キャラクターの神楽アオイちゃん、新規でまた描かせて頂きました〜(∩´∀`∩)♡ pic.twitter.com/h7ktmgGIDP
— 碧茶 (@HekiCha) 2018年4月26日
メニューからざっくり用紙やらオプションを選択していくとオンデマンド両面フルカラー、一番人気のコート紙、100 部でだいたい 2,000 円くらい。納期も当日から選択可(他のショップを見てみると一週間以降とかも普通にあるみたい)。名刺印刷の相場がわからないので高いのか安いのかわからないけどお手頃なお値段かな。
紙の種類とか厚さとか実物触ってみないとわからん…と思ったのですが各種用紙の特徴や名刺におすすめの厚みなどの解説ページが用意されていてこれがすごく助かりました。(ショップによっては紙の光沢感をレベルで表示したり黒ベタの得意・不得意を表示してたりするので色々なショップを覗いてみるといいかも)
用紙の厚みと部数、納期を最終的に決めて注文。途中のオプション選択で RGB で入稿する『ビビットカラープリント』というのが気になりました。オンデマンド向けのオプションで特殊な高彩度トナーを使用して RGB カラーをできるだけそのまま色鮮やかに印刷してくれるんだそうです。お値段は印刷料金の 10 % みたいなので少部数ならそこまで追加料金はかからなさそうですね。
今回は入稿のお勉強、ということで自分で CMYK に変換して入稿することにしました。私は Photoshop を使用しましたが Photoshop などが無くても RGB → CMYK に変換してくれる機能がグラフィックさんのウェブサイトに用意されています。
入稿はセルフを選択したんですがファイルをアップロードするだけでプレビューまで出来て非常に便利。入校時の注意ポイントなども表示してくれるので何度か手直しして決定。
注文のタイミングが良かったのか部数が少なかったからかわかりませんがすぐ発送していただいてあっという間に手元に。京都で印刷しているみたいですが都内の会社に頼むのとあまり変わらないかむしろ早いのでは?梱包も丁寧でした。
初めて作った趣味名刺ですが Photoshop で書き出したものがそのまま名刺になっていて感動。オンデマンドでこの仕上がりならオフセットにしたらもっと綺麗なんだろうなぁ。紙厚は 225 kg にしましたが適度な厚さでした(一段薄い 180 kg でもよかったかも?)。コート紙だとちょっと指紋が気になりそうな気がしたのでマット系の方が良かったかもしれない。
最終入稿の前に他の大手名刺印刷会社のことも調べてみたんですがやっぱり安さをウリにしてるところが人気あるんですかね。ラクスルとか。インターネットで評判を調べてみると各社どこも酷評はあり、グラフィックさんに対してもそれはあったのですが対応のスピードや出来上がりの品質、サイトのデザインや操作性の良さから個人的には気にするほどのデメリットではありませんでした。
今回、裏面を印刷範囲目一杯の写真にしたのですが裁ち切りの位置がコンマ数ミリ(本当に僅か。0.1〜0.2 mm くらい)の範囲でバラツキが見られたんですが、これは製造上どうしても発生してしまうものだそうです。入稿するときの注意ポイントのひとつですね。(※あくまで裁ち切りの位置のズレなだけで名刺のサイズ自体がズレているというわけではありません)
そんなホイホイ配らないのでこの名刺が尽きるのは当分先になるだろうけどまた作るならグラフィックさんに頼もうかなと思います。