mattintosh note

どこかのエンジニアモドキの備忘録

2024-06-05: 現在ホビー関連の記事を 新しいブログ に移行しています。

最近の撮影スタイルの話

海外ニキに「どういうライティングしているんだい?」と聞かれたので自分でもちょっと最近のライティングを見直してみることにしました。

うちの撮影台は IKEA の NORDLI(チェスト)の上で、幅約 80 cm、奥行き約 47 cm で横にテレビがあったりするのであまり自由な配置ができませんが最近のスタイルは下記のような三点照明です。

ツインテちゃんはこのライティングで撮っていました。

mattintosh.hatenablog.com

キーライトには Godox TT600 に NEEWER のビューティーディッシュソフトボックスを使用しています。光量が落ちるので TT600 で使うときはディッシュを使っていません。ディフューザーは 2 枚使っています。明るさの広がりが欲しいときは Godox のアンブレラ(UB-85W)を使ったりもします。

リムライトには Godox TT685II にボーエンズリフレクターを装着して 20〜60° のグリッドを使っています。ここは TT600 でも出来なくはないのですが TT600 は最小光量が 1/128 でスペースの関係もあってリムライトとして使うには若干明るすぎることがあります。それに対して TT685II は 1/256 まで減光ができるのでリムライトとして使っています。

モノブロックストロボの Godox MS300 にはリフレクターとディフューザーを装着しています。MS300 は TT600 系と比べて色温度が高く、キーライトとして使うと TT600 系との色の差が気になってしまいます。できればトップライトとして使いたいのですがスタンドを置くスペースが無いので天井バウンスで補助的な使い方をすることが多いです。

手前とサイドには白レフを置いたりします。

三点照明による撮影

ではこのセッティングでちょっと撮ってみます。(PC Nikkor は絞りが検出できないため Exif は初期値の F3.5 になっていますが実際には F11 です)

まずはキーライトのみ。ソフトボックスを使ってはいますが径がそこまで大きくないので光の広がりは狭く、被写体のシャドウも濃く出ています。

キーライトのみ
キーライトのみ

次にリムライトのみです。光量は使うグリッドの度数で調整しています。今回は 40° のグリッドを使用しています。キーライトは基本斜め 45° から当てているのですがリムライトの位置はフィギュアによって変えています。

リムライトのみ
リムライトのみ

次は天井バウンスのみです。

天井バウンスのみ
天井バウンスのみ

最後に全点灯した場合です。

全点灯
全点灯

少し遠くて分かりづらいので標準レンズに交換してみます。

キーライトのみ。

キーライトのみ
キーライトのみ

リムライトのみ。

リムライトのみ
リムライトのみ

天井バウンスのみ。

天井バウンスのみ
天井バウンスのみ

全点灯。

全点灯
全点灯

リムライトは必須ではないですがあると輪郭が際立ちます。左がリムライト無し、右がリムライト有りです。このフォーミダブルの場合は艤装の甲板も見やすくなるので良いですね。リムライトがあると反対側にシャドウが出来ますがこれは別にいいかなと思っています。

リムライトの比較
リムライトの比較

グリッドの有無の違いについても書いておきます。

グリッドは必須ではないですが光のコントロールがしやすくなります。例えばグリッドが無いと下記のように背景紙にも光が当たってしまい明暗のムラが出来てしまいます。

グリッド無し、リフレクターのみ
グリッド無し、リフレクターのみ

グリッドを使うことで背景紙などへの照射が抑えられ被写体だけを照らすことができます。

グリッドあり
グリッドあり

昨年のライティング

2021 年 5 月頃にフィギュアを撮り始めてから同年 11 月くらいまではストロボが 2 本しかなくブームスタンドも持っていなかったので下記のように斜光とサイド光で撮っていました。(SL60W も使ってました)

※このキーライトはアンブレラに交換しています

スペースや機材が足りない時の妥協策スペースや機材が足りない時の妥協策
スペースや機材が足りない時の妥協策

左がサイド光無し、右がサイド光有りです。サイドからの光が広がりすぎているので背景の明るさも変わってしまいますが全体的な明るさが少し上がるので雰囲気が軽くなります。

スペースや機材が足りない時の妥協策
スペースや機材が足りない時の妥協策

兎野未桃の頃はこの方法で撮ったと思います。(いま同じように撮れと言われてもできるかどうか微妙…)

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ストロボを使うなら ND フィルターがあると役に立つかも

ストロボでフィギュア撮影をしていてたまに困るのが「絞りを開けて撮りたいけどストロボが明るすぎる」という問題です。特にモノブロックストロボの Godox MS300 は 1/32 までしか減光できないため F2.8 では明るすぎてしまうことがあります。

これはストロボを遠ざけたりする方法もありますが ND フィルターを使うのが簡単です。左は F8 でストロボを調光したあとに F2.8 で撮ったものですが当然白飛びします。右は左の状態に ND8 を併用したものです。(ハイスピードシンクロで定常光のようにしてシャッタースピードで調節する方法もあるようですがストロボに負荷があるので私は使っていません)

NDフィルターの有無
NDフィルターの有無

先程 F8 で撮った写真と比較してみても明るさはほぼ同じままに被写界深度を浅く出来ています。

F8とF2.8(ND8)の比較
F8とF2.8(ND8)の比較


昨年末に TT600 を買い足してようやく定番のライティングができるようになりました。三点照明はライティングの基本なのでだいたい何にでも使えるんじゃないでしょうか。フィギュアはサイズやポーズが様々なので位置調整などは必要だと思いますけど。

定常光 LED の Godox SL60W をメインで使っていたときは RGB LED を使っていたりもしたんですが最近はフィギュアをできるだけ忠実に撮る方にシフトしてきてお遊び写真をあまり撮らなくなったのでほとんど使わなくなってしまいました。

ソフトボックスとアンブレラの比較検証しようと思って始めたらなんか別の記事になってしまった…。

ではまた〜。