なんかここ二週間で狂ったようにレンズを買いました。単焦点に比べてズームニッコールの安いこと安いこと…。写真に写ってませんが Ai Nikkor 28mm f/2.8S も買いました。
二週間で増えたズームニッコール(明日もう一個増える) pic.twitter.com/qGo22Ka5eE
— Y@第四次産業廃棄物💩 (@mattintosh4) 2022年9月14日
もうメモっておかないとわけが分からなくなる。
左から順に
— Y@第四次産業廃棄物💩 (@mattintosh4) 2022年9月15日
Ai AF Zoom Nikkor 28-70mm F3.5-4.5D
Ai AF Zoom Nikkor 28-80mm F3.5–5.6D New
Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S New
Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm F4-5.6D
Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm F4-5.6D New pic.twitter.com/kMmje8LhvN
この中で Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D はネット上に情報が少なく、6 群 6 枚構成で最短撮影距離は 0.5 m。マクロは全域で使用で最短撮影距離は実測でおおよそ 0.35 m なので New と同等。
最近ニッコールの記事を調べたら怪しい通販サイトの情報ばっかりで全然情報が出てこなかったので自分で何か残しておこうと思ったのでとりあえず。雑なのはとりあえず各レンズのファーストインプレッション的なものだから、とでも思ってください(そのうちちゃんとしたのまとめたい)。
- 歪曲収差編
- Nikon Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
- Nikon Ai Nikkor 28mm f/2.8S
- Nikon Ai Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5S
- Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-70mm f/3.5-4.5D
- Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-80mm f/3.5-5.6D New
- Nikon Ai Zoom Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5S Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5S New
- Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D
- Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D New
- スナップ編
- まとめ
歪曲収差編
カッターマットが既にまっすぐじゃないのであくまで参考に。ズームレンズはワイド・テレ端の最短撮影距離で撮っています。絞りは開放と F8 または二段絞りです。
Nikon Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
今回買ったものではありませんが参考用に。さすがマイクロニッコール。歪みがほとんどなくてボケも綺麗。フィギュアを撮るならやはりマイクロニッコールですね。
Nikon Ai Nikkor 28mm f/2.8S
28mm でありながら歪みが少ないところはさすが単焦点。最短撮影距離も短く結構寄れます。確かマクロを除いた Ai 単焦点レンズ中最短の 0.2 m だった気がします(どこかで見た気がする)。
Nikon Ai Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5S
開放はワイド、テレ共に甘い。50mm 以外はマクロが使用できず最短撮影距離 0.6 m でまったく寄れない。50 mm でマクロ使用でもフィギュアをアップで撮るには厳しいので基本的にはスナップ用かな。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-70mm f/3.5-4.5D
テレ側開放は甘め。全域でマクロ対応しているがワイド側はあと数センチ寄れれば嬉しかった。歪曲収差はそれなりにあるが色収差は少ない印象。これだけ絞り羽根が 9 枚。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-80mm f/3.5-5.6D New
結構寄れるんだけど本体がしょぼい。何がしょぼいかって言うとまずマウントがプラスチック。で、ピントリングを動かすとズームにも微妙に影響が出るような作り(AF 向けなので仕方ないのかもしれんが)。ズームを伸ばしたまま上向きに置くと下がってくる。まぁ定価 33,000 円のレンズだし仕方ないのかもしれない。ただ、絞り羽根は 7 枚だけど綺麗な円形になる。
Nikon Ai Zoom Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5S
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5S New
恐らく光学系は変わってないので同じような写り。広角側が結構寄れる。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D
テレ端でも気持ち歪んでいるような気がしないでもない。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D New
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D の後継モデル。レンズ構成が 6 群 6 枚から 7 群 8 枚に変更されている。プラスチックマウントで筐体もしょぼい。AF 向けでこれまでのレンズにあったようなラバーグリップのフォーカスリングは無く、レンズ先端の部分を回して雑に調整するタイプ。1995 年から 1999 年まで発売されたいたらしい。最短撮影距離は 0.35 m で写りは線が細い感じがする。他の 35 mm と比較するとワイド側の歪曲収差は少なく無難なレンズのように思える。が、やはり外見がいまいちなので積極的に使いたいとは思えない。今思うとなんで買ったのかわからない(I型のレンズ構成と比較したかったのかもしれない)。
ただ、テレ端開放でのボケは F5.6 にもかかわらず大きいように思える。同等スペックのⅠ型との比較では最短撮影距離がこちらの方が短いためかボケが大きい。後日この 2 本で比較してみたい。
スナップ編
※既に Twitter にアップしていて歪曲収差補正やパース補正してたりするものがあります。
Nikon Ai Nikkor 28mm f/2.8S
単焦点は落ち着く…。24mm と 35mm の間が CONTAX Carl Zeiss T* 28mm F2.8 しか持ってなかったので Nikkor も買いました。中古相場は少し高めですがそこそこ人気あるんでしょうかね。
Nikon Ai Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5S
初めて買った Zoom Nikkor。1984 年 4 月発売でこの写り。マイクロフォーサーズでレンズの美味しいところを使っているからというのもあると思うけど普通に写る。色収差は出やすい。そしてとにかく寄れない。50mm だけはマクロが使えるが 28mm 側は最短撮影距離 0.6 m くらいある。
しかし直進ズームで見た目が格好良い。飾っておくだけでも良い。買う価値があるかと言われるとコレクション用途を除いて多分無い。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-70mm f/3.5-4.5D
ズーム域がちょうど良い。Ai Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5S と比較して色収差も少ない。歪曲収差は除去してしまえばいいのでそこまで気にしていない。予備でもう一本買おうかと思っているくらい。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5S New
マイクロフォーサーズでは広角では撮れないもののそこそこ良く写るレンズだと思う。全域で簡易マクロが使用可能なので扱いやすい。フィギュアショップの照明だと 70mm が手ブレしない限界かも。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 35-80mm f/4-5.6D New
いつもの秋葉原駅前で。35mm でマイクロフォーサーズだとやっぱり狭い。
開放でテスト。1段絞った方が当然綺麗にはなるんだけど開放でも風景はそこそこいけると思う。
場所を移動してしまったので詳細な比較はできないけど開放(上)と1段絞り(下)。ブログサイズで見る分には全然気にならない。
光源のボケはマイクロフォーサーズの場合は画面全体でほぼ円形。
マイクロフォーサーズで 35 mm 換算 160 mm にもなるのでショーケース内のフィギュアがノートリミングでここまで大きく撮れるのは嬉しい。ただしフィギュアショップの照明の明るさだと打率 3 割くらいであとはブレる。
まとめ
やはり単焦点 Ai Nikkor 28mm f/2.8S は外せない。APS-C の頃は Ai Nikkor 35mm f/2S をよく使っていたけど焦点距離計算してみたらマイクロフォーサーズの 28 mm と APS-C の 35 mm は同じ焦点距離だった。どうもこの画角が好きらしい。
次点で 28-70mm か 35-70mm 。カバーしてるズーム域は 28-70mm なんだけど 35-70mm の方が 4 cm くらい最短撮影距離が短い。フィギュア撮影においてはこの 4 cm が大きかったりする。しかし被写体全体が写真に収まらないものは 35 mm で対応しようが無いので普段は 28-70mm がいい気がする。二台体制なら単焦点 28mm と 35-70mm(もしくは 35-80mm)の組み合わせがレンジも被って無くてちょうどいいかもしれない。
80 mm は買ってはみたものの、フィギュアショップで撮るとだいたいシャッタースピードが2桁秒しか稼げないので手ブレが厳しかった。80 mm と 70 mm ならいまの画素数ならトリミングで対応できないことはないし、アップで撮るよりも手ブレを極力減らしたいのであまり使わないかもしれない。