今日もオールドレンズレビュー。今日は久しぶりの M42 マウントから MACRO-TAKUMAR 50mm F4 です。
これまでのオールドレンズレビュー。
結構前に手に入れて数回使ったのですがその後しばらく放置してしまったのでレビューしてみようと思いました。
定番のタクマーといえば 55mm で私も Super-Multi-Coated や SMC やら持っているのですが今回のタクマーはマイナー(?)なマクロタクマー。開放 F4 で F1.4 や F1.8 と比べると暗いレンズということであまり目立つレンズでは無いと思います(多分)。
最短撮影距離は約 0.234 m で絞りは手持ちレンズの中では少数派の 5 枚。特徴としては他のレンズと違って絞りが 1/2 段で設定できるところでしょうか。中古相場は 5,000 円前後でしょうか。
今回もだいたいいつもと同じ場所でサンプルを撮ってきました。
F4 スタートということで大きなボケは得られませんが開放から十分使える描写です(少々甘いところはある)。
開放と F5.6。前ボケ、後ボケともに強い癖は感じません。
こちらも開放。
いつもの場所で F5.6。やや甘く感じるのでもう 1 段絞ってみてもよかったかも。
いつもの場所で開放。
F5.6。写りとしては ZUIKO よりは Nikkor に似てる感じ。
ゴースト。ちょうど太陽が沈みかけだったのでうまく撮れませんでした。
F5.6 でいつものビル。ちょっと膨らんでますかね。
中央等倍切り出し。
開放。ここでは奥の白線の色収差を見てます。
いつもの場所で歪曲収差チェック。ちょっと膨らみがありますが気にするほどではないでしょう。
開放。Nikon Ai Nikkor 50mm f/1.8 ではフレアが出てソフトな感じになりますがこちらは普通の写りです。
F5.6。こちらもよく撮る場所なんですがここに関しては特に意味はないです。なんとなくごちゃっとしてる感じが好きってくらい。
フィギュア撮影も無難にこなせます。
この日は夜まで外にいなかったので口径食のテストが出来ませんでした。
ここも本当は夜にライトアップされているときに撮るんですが今回は昼間。
遠景もそれなり。F5.6。
鳩がいたのでモノクロで一枚。ライカで撮ればオシャレに撮れるんですかね。
というわけで今回はマクロタクマー 50mm F4 でした。途中でも書いたけど写り方は ZUIKO よりは Nikkor に似てるかなという印象。開放からも使えますが少し色収差が出るので 1 段絞って使いたいですかね。解像感はう〜ん…となることもあったので普通ということで。絞りのクリック感もしっかりしているので扱いやすいです。
欠点としてはレンズが黄変しているので他のレンズと混ぜて使うと AWB に頼らない場合は暖色寄りになるので別途調整が必要になることでしょうか。タクマー系は黄変しているのが多いですね。
写りも見た目もあまりカメラ女子向けではない(知らんけど)。オシャレに撮るよりは記録用って感じの印象のレンズかな。M42 の手頃なマクロレンズが欲しいなら選択肢としてはアリだと思います。
まだまだ撮ってない標準オールドレンズが色々あるのですがそろそろフィギュア関連の記事を書きたい。